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不安障害

強迫性障害ってなに?その原因と対策を解説します!

強迫性障害とは、不安障害の1つに分類され、不潔に感じて長い時間をかけて手を洗う、玄関のドアの戸締りをしたか不安になり何回も確認に行くなど強迫行動を起こします。

発症年齢は平均で20歳前後、男性の方が早く発症しやすいと言われており、女性では結婚や出産など生活の変化で発症することが多く見られます。

1~2%程度ですが強迫性神経症の子供もおり、10歳前後にも発症のピークが見られます。

平均すると発症年齢は20歳前後ですが、実はその過半数が18歳以下で発症しています。

社会的・文化的な背景に関係なく発症は起こり得ます。

 

 

1. 原因や症状について

引き起こす原因

現在、強迫性障害の発症に関わる要因は未だ特定されていません。

しかし、気質・環境・遺伝や生理学的な要因が何らかの形で影響を与えているのではないかと考えられています。

 

 気質要因

…幼児期に教え込まれたこと、感情や行動を強く否定されたことがあると考えられます。

 環境要因

…強いストレスを感じるような虐待などの出来事が発症の危険性を高めます。また神経免疫細胞との関係性との関連も考えられています。

遺伝要因・生理学的要因

…神経伝達物質であるセロトニンの関係、脳の機能的な異常がみられる可能性も指摘されています。

以上のような要因に加えて、受験や結婚・育児などのライフイベントによる強いストレスから発症することもあります。

 

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症状について

強迫観念と強迫行為

「いくら手を洗っても綺麗にならない」「ドアの戸締りが気になり無意味に何度も確認してしまう」など何らかの考えが自分の意に反して繰り返し浮かび(強迫観念)、それによって生まれる不安や恐怖などを解消するために同じ行動を繰り返すことを自分に強いる(強迫行為)のが強迫性障害の特徴です。

※症状の種類

 不潔恐怖

…汚染への強い恐怖から長時間洗浄してしまいます。過剰な手洗い、繰り返しの入浴や洗濯などの強迫行為を引き起こします。ドアノブや手すりなどが不潔で手で触れないということもあります。

確認行為

…鍵を掛けたか不安になり、何度も確認するような症状が出現します。玄関の施錠やガス栓・電気器具のスイッチを異常なほど確認する強迫行為を引き起こします。

加害恐怖

…誰かを傷付けたり犯罪を起こしたのではないかという思いに駆られて、確認したり罪の意識に苦しみます。強迫観念により新聞やテレビ、警察や周囲の人に確認する確認行為を引き起こします。

 

2. 強迫性障害に関連する心の病気

・ うつ病
・パニック障害
・ 限定性恐怖症
・社交不安障害
・強迫性パーソナリティー障害
・チック障害・トゥレット症
・摂食障害
・醜形恐怖症

 

3. 強迫性障害かもと思ったら…

軽度・重度問わずに我慢していれば治ると考えている人もいますが、強迫性障害は根本的なところから治していかないと本人はもちろん周囲を巻き込んで辛い目に遭うことも多いでしょう。

勝手な脳の妄想やイメージから恐怖感に苛まれることもあります。

こうした生活を続けることで精神的な崩壊や他の病気を合併することもあります。

快適な日常生活を取り戻して不安感を無くすには、早めに心療内科・精神科を受診することが大切です。

 

4. 強迫性障害の治療

薬物療法や精神療法によって、難治性であった強迫性障害も改善できる病気となってきています。

病気そのものを治すことよりも、苦痛を少しでも取り除き環境を整え、生活の質を向上させていきます。

 

薬物療法

・抗うつ剤(SSRI)
・抗精神病薬
・抗不安薬(精神安定剤)

 

精神療法

・認知行動療法(暴露反応妨害法)
・森田療法

 

強迫神経症で悩んでいる方へ

強迫性障害の治療は、焦らずにゆっくり取り組むことが大切です。

治療には時間はかかりますが、しっかり服薬を継続することで、改善できる病気です。

少し気分が良くなったら、外出や運動などで気分転換を図りつつ、治療を続けていきましょう。

 

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